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体の特徴
蜂によって、色や大きさはさまざまですが、単独行動をする蜂の中で代表的なものは、クマバチです。約3cmと蜂の中でも大きく丸っこい体が特徴的です。
全身が黒く胸の辺りに毛をまとうハキリバチや、黒い胴体に黄色いやオレンジのラインが入っているドロバチがいます。
クマバチ
・ハキリバチ
・ドロバチの餌
クマバチやハキリバチは、花の花粉を集めます。
ドロバチは幼虫のエサとなる蝶や蛾の幼虫を捕獲します。
生態
アシナガバチ、スズメバチ、ミツバチ以外の蜂では単独営巣をする蜂が多くいます。守るべき仲間と巣がないため、高い防衛本能を持っておらず、単独行動をする蜂は比較的おとなしい傾向にあります。
巣の形状
ハキリバチは、ゴムホース、住宅の壁の隙間など元々ある筒状の場所に合わせて、筒の内側に草の葉を切り取って葉巻上の巣を作り、ドロバチは土を盛り固めてドーム状の巣を作ります。クマバチは、木の幹や木造住宅に縦穴を開けて巣を作ります。
巣をつくる場所
土中に営巣するドロバチ、壁などの隙間を好んで営巣するハキリバチなど場所はさまざまです。クマバチは木や木造住宅に穴を開けて巣を作り、最初のうちは巣穴の規模も小さめですが、毎年同じ巣穴を使う習性があるため、クマバチの巣を長年放置していると、穴が広がって家屋に大きな被害をもたらすことがあります。
普段よく見る種類
クマバチ、ハキリバチ、ドロバチなど
~ 蜂に刺されてしまった場合 ~
<クマバチ>
温厚な性格のクマバチは、刺激を与えなければ人間を刺すことはほとんどありません。クマバチのオスは針を持っていないので刺される心配はありませんが、メスは刺します。巣や花の近くにいのはメスの可能性が高いため、注意が必要です。大事に至るケースはあまりありませんが、刺されると痛く、刺された場合は毒を絞り出して、流水で洗い流しましょう。
気分が悪くなった場合は、すぐに医療機関を受診してください。
<ドロバチ>
ドロバチは温厚な性格のため、身の危険を感じない限りは人を襲撃することはありません。ドロバチには、獲物を弱らせるための毒針が備わっていますが、毒性はそれほど強くなく、もし刺された場合は患部を水で洗い流し、冷やしましょう。腫れや痛みがひどい場合や、気分が悪くなった場合はすみやかに医療機関を受診することが大切です。
<ハキリバチ>
ハキリバチは温厚な性格をしているため、人を刺すことはめったにありませんが、刺されると激しい痛みをともなう場合があります。刺された場合はまず患部から毒を絞るようにして出し、患部を洗い流して塗り薬を塗りましょう。体調が悪くなるようでしたら、直ちに医療機関での受診をするようにしてください。